その他
上記カテゴリーに分類されない、特殊で高価な材料や、ユニークな応用製品をご紹介します。お客様の特定のニーズや、新たな技術課題の解決に寄与する製品群です。
レアメタル
耐高温性、耐食性を持ち、特殊な金属
当社では、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、ニオブ(Nb)など、極めて高い融点と優れた耐食性を持つ材料を取り扱っています。これらの金属は、高温での強度保持能力に優れ、多くの酸やアルカリに対しても高い耐性を示します。半導体製造装置の部品、化学プラントの耐食ライニング、真空炉の発熱体や遮熱板など、過酷な条件が要求される分野で不可欠な材料です。

炭化ケイ素フィルター
卓越した熱伝導性と耐食性で、高温・高負荷フィルタリングを実現する多孔質セラミックス
炭化ケイ素(SiC)を素材とした多孔質フィルターは、その優れた材料特性を活かし、過酷な環境下での濾過・分離プロセスを強力にサポートします。
【特長と利点】
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優れた熱伝導性と耐熱性: セラミックス中でも桁違いに高い熱伝導率により、フィルター全体に熱が均一に伝わり、局部過熱を防止します。高温ガス処理などにおいて、熱衝撃による破損のリスクを低減します。
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卓越した耐食性・耐薬品性: 酸やアルカリなど、広範囲の化学物質に対して高い耐性を示します。強い腐食性のある薬液や排ガスの処理において、長寿命と安定した性能を発揮します。
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高い機械的強度: 高温環境下でも強度が低下しにくく、圧力変動や目詰まりによる圧力上昇に耐えることができます。
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制御された細孔構造: 均一で精密な細孔サイズにより、高い分離精度と高速な濾過速度を両立します。

二硅化モリブデン発熱体
1800℃を超える超高温炉の鍵であり、酸化雰囲気でも耐えるヒーター
二硅化モリブデン(MoSi2)発熱体は、酸化性雰囲気における最高使用温度が1800℃ と、非常に高い耐酸化性と耐熱性を兼ね備えた発熱体です。使用時に表面に緻密なシリカ(二酸化ケイ素)ガラス被膜を形成する自己修復機能により、空気中や酸素を含む雰囲気での長時間使用を可能にしています。

石英
最高レベルの純度と耐熱性を持ち、優れた光学的特性で先端産業を支える
二酸化ケイ素(SiO2)からなる非晶質(ガラス)材料です。高純度、高い熱安定性、優れた光透過性、および低熱膨張率が特長です。不純物が極めて少ないため、半導体製造プロセスにおける拡散炉やエッチング装置の治具・窓材として、汚染を嫌う場面で広く採用されています。また、その光学的特性を活かし、光学レンズ、レーザー関連部品、紫外線ランプのカバーなどにも用いられ、先端技術に不可欠な基盤材料です。

ポリシリコン
半導体・太陽電池の源であり、高純度が生み出す電子産業の基盤材料
ポリシリコン(多結晶シリコン)は、その名の通り多数のシリコン結晶の集合体であり、半導体素子や太陽電池の原料となる、電子産業の最も基礎的な素材です。当社で取り扱うものは、超高純度に精製された電子グレードのポリシリコンです。不純物を極限まで除去することで、均一で安定した電気的特性を実現しており、これが高性能な集積回路や高効率な太陽電池セル製造の出発点となります。当社では、信頼性の高い高品質な原料を安定して供給します。